この記事に辿り着いたということは、すでに自社商品の生産や調達を中国のサプライヤーに委託しているが、品質やコストの問題に悩んでいる、もしくは、
新興ブランドを立ち上げるために、
新しい商品やブランドを中国で製造するためのパートナーを探しており、信頼性の高いサプライヤーを見つけたいと考えているのではないでしょうか?
結論、日本と中国の商慣習に詳しい「輸入代行会社」を利用すると良いです。
中国サプライヤー選定のポイント
ビジネスを展開する際、信頼できるサプライヤーを見つけることは重要な課題です。
なぜなら、
中国と日本とでは「商慣習」が根本的に違うのと、中国の工場にとって、世界一品質に厳しい日本人を相手にするのは割に合わないから。
ビジネスとして、お互いに持続可能な成長をするためには、相手国の文化や慣習を理解し、あなたが求める品質レベルを工場に要求するなら、それ相応の対価を支払う必要がある。
特に中国サプライヤーを選定する場合は、信頼性や品質の確保がさらに重要になります。
ここでは、中国サプライヤーを選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。
1. 信頼性の確認
まず、サプライヤーの信頼性を確認することが重要です。
過去の取引実績や顧客の評価、企業の規模や歴史などを調査しましょう。
信頼できるサプライヤーは、納期遵守やコミュニケーションの円滑さなど、ビジネスにおけるリスクを最小限に抑えることができます。
基本的な情報は、中国のプラットフォームである「1688アリババ(Alibaba.comではなく国内版の方)」の情報をチェックしていくと良いでしょう。
ワールドワイドなAlibaba.comではなく、国内版1688でサプライヤーを探す理由は、
単純に選択肢が多くなるのと、輸入代行会社に交渉を依頼することで、良い工場を選定しやすくなり、良い条件を引き出しやすくなるからです。
2. 品質管理体制
次に、サプライヤーの品質管理体制を確認しましょう。
ISO認証や品質管理システムの導入、製品の検査やテスト方法など、品質を確保するための具体的な取り組みがあるかどうかを見極めることが重要です。
ただし、中国の検査機関で基準を満たしたとしても、日本の検査機関では満たさないというケースがあります。
日本で販売する以上は日本の安全基準を通る必要があるので、特に安全リスクがある商品に関しては、必ず日本の検査機関でテストをする必要があります。
例えば「食品衛生法」に関する検査に関しては、最近では輸入代行会社さんや、国際輸送サービス(海源DQ船便など)が提携している検査機関を通すなどをしてくれる場合があるので、お問い合わせをしてみると良いでしょう。
品質の低下は、当然のことながら顧客満足度の低下につながるため、品質管理はビジネス成功の鍵となりますね。
3. コストとバリューのバランス
サプライヤーの価格設定も重要な要素ですが、安価なだけでなく品質やサービスのバリューも考慮する必要があります。
最も安いサプライヤーが常に最適とは限りません。
日本では考えられませんが、中国では単価が安ければ相応の品質の商品が届くのが普通です。
相場の半額の店舗・工場から買い付けたら、相場通りなら10個中2個の不良率(日本基準で)だったのが、10個中5個以上不良品が届いたなんてことはザラにあります。
日本人がやりがちな値下げ交渉は行わず、コストとバリューのバランスを見極め、長期的なパートナーシップを築けるサプライヤーを選ぶことが大切ですね。
(あえて「相場より高い金額を出すから不良率を下げてください」みたいな交渉ができる事業者が伸びてる)
4. コミュニケーション能力
効果的なコミュニケーションは、サプライヤーとの良好な関係を築く上で不可欠です。
サプライヤーが適切なコミュニケーションチャネルを提供し、迅速かつ明確なコミュニケーションを行えるかどうかを確認しましょう。
とはいえ、実際に中国の工場とコンタクトをとるときには、日本企業の一担当者がテンプレメールを送るだけでは、スムーズなコミュニケーションどころか、返信さえもらえない可能性すらあるでしょう。
そこで「輸入代行会社」に交渉を依頼するのがおすすめなんですね。
私が7年以上懇意にさせていただいている輸入代行会社さんの例ですと、中国の杭州というところに本社があり、交渉をして頂ける社員さん(あなたの会社の担当者となる方)はとても若く(20代多め)、日本が大好きな方が多いです。
きちんと丁寧にチャットでやり取りをしたら、中国の工場と真摯に向き合って交渉してもらえるので、交渉がスムーズに進む可能性があることは容易に想像できますよね。
輸入代行会社が間に入ると、コストが上がってしまうと感じますが、信頼性の高い輸入代行会社に依頼する、すなわち時間をお金で買うという点においては、最もコスパが良い投資だと感じています。
5. サポート体制
最後に、サプライヤーが提供するサポート体制も重要なポイントです。
製品のアフターサービスやトラブルシューティングのサポート、返品や交換の手続きなど、ビジネスを円滑に進めるためのサポートが整っているかどうかを確認しましょう。
この辺りも、中国の工場が対応しきれない部分を輸入代行会社が担ってくれます。
信頼のできる中国のサプライヤーを選ぶ方法として、輸入代行会社を利用して実際に買い付けることが一番の近道だと感じていますので、ぜひ一度利用してみてくださいね。
それでは、最後までお読み頂きまして、ありがとうございました!
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