こんにちは、酒井です。
Amazonリサーチに慣れてくると、商品の販売ページを一目見ただけで中国商品かどうかの判別がつくようになりますが、
それでもどこの国のブランドか調べる作業を怠っていると、
『一見で中国商品と判断したものが、実は海外商品だった…』ということがまれにあります。
特に利益率が異常に高い商品は、海外の法人が商標権を取得している可能性があるので、中国からの仕入れは避けた方がよいでしょう。
本記事では、『アメリカで登録されている商標権を調べる方法』について解説していきます。
アメリカで商標権が取得されていて中国でも類似品が販売されている例
![](http://sakai-drive.com/wp-content/uploads/2017/03/as1-1024x512.jpg)
こちらの商品は『BOOSTNATICS』というブランド名ですが、日本では聞いたことのないブランドです。
![](http://sakai-drive.com/wp-content/uploads/2017/03/as3-1024x280.jpg)
特許情報プラットフォームで検索してもヒット件数が0なので、中国で同一商品を探してみると…
![](http://sakai-drive.com/wp-content/uploads/2017/03/as2-1024x447.jpg)
同じ商品と思われる中国の商品販売ページを簡単に見つけることができました。
しかし、この商品を中国から仕入れるのは推奨しません。
なぜなら、Amazonで販売されている『BOOSTNATICS』というブランドは、
アメリカで商標登録がされているため、
中国で販売されているこの商品は、ほぼ間違いなく類似品、コピー品であるからです。
『一見しただけではブランド物とわからない海外の商品を、どうやって判別すればいいのか?』
次の項ではアメリカで登録されている商標権を調べる方法について書いていきます。
アメリカの商標権を調べる方法
『米国特許商標局(United states patent and trademark office)』のトップページを開きます。
![](https://sakai-drive.com/wp-content/uploads/2017/03/0f04788a81e94918a6ecde53b5cb2582-1024x469.jpg)
『Trademarks』をクリックします。
![](https://sakai-drive.com/wp-content/uploads/2017/03/f86ca281b78f18b9a1d669903d14ae60-1024x625.png)
『Search trademarks』をクリックします。
![](https://sakai-drive.com/wp-content/uploads/2017/03/d1f663181e9bb1ed19740a375d4f9a05-1024x457.png)
続いて『Trademark Search system』をクリックします。
![](https://sakai-drive.com/wp-content/uploads/2017/03/52afd918c195aadb686cebef2c6412ea-1024x376.png)
①入力フォームに調べたいブランド名を入力しましょう。
②ブランド名を入力後、『虫眼鏡マーク』をクリックします。
![](https://sakai-drive.com/wp-content/uploads/2017/03/0bbcac36ce7a56f28af82cbb2bf6c932-1024x565.jpg)
上の画像は検索結果画面です。
1件目から該当しそうなアメリカの商標名が出てきました。
クリックして詳細情報を見ていきましょう。
![](https://sakai-drive.com/wp-content/uploads/2017/03/812faac5d15e5b299061089b86c68a84-1024x565.png)
詳細情報は表示されましたが、英語でわかりにくいですね。
グーグルクロームの翻訳機能を使ってページを翻訳すると、大体の内容が把握できます。
翻訳が完了したら、①をクリック、②の情報を確認していきます。
![](https://sakai-drive.com/wp-content/uploads/2017/03/3d3c7fa96c2e0de633bc2b41f1fdacb5-1024x458.png)
こちらに『一般的な金属製のキーホルダー、金属製のキーチェーン、金属製のキーホルダー、金属製のキーリング、ロック用の金属製のキー、キー用の金属製のリングとチェーン、キー用の金属製のリング』というような、
Amazonで販売されている商品と関連性のあるキーワードが入っているので、
今回調べたブランドはアメリカで商標権が取得されていることがわかりました。
終わりに
日本で認知されていない海外のブランドは、例えば類似品を中国から仕入れても一時的にAmazonで販売することが出来てしまう点に注意が必要です。
もし知的財産権に問題のある商品を販売し続けた場合、権利者より商標権を侵害しているとの申立てがAmazonに入った時点で警告メール、もしくはアカウント停止に繋がります。
商品のリサーチをする際には、必ず『ブランド名』を、
『特許情報プラットフォーム』や、今回ご紹介した、
『米国特許商標局(United states patent and trademark office)』で確認するなどで、
知的財産権を侵害していないかチェックする習慣をつけましょう!
それでは、最後までお読み頂きましてありがとうございました。
コメントを残す