こんにちは、Sakaiです。
中国輸入転売ビジネスを実践するにあたり、海外から商品を仕入れる際に発生する費用の一つ、『関税』については把握しておく必要があります。
この記事では関税の最低限知っておくべき基礎知識について解説していきます。
関税とは
まず始めに、『関税』とは、外国から商品を輸入する際に発生する税金のことです。
主に国内産業の保護を目的とし、関税を徴収することで海外の安い商品が過剰に流通するのを抑制しています。
関税率は商品の種類ごとに設定されており、無税の商品もあります。
関税の税率は『簡易税率』と『一般税率』とで区分されます。
課税対象商品の合計が20万円以下の場合は、簡易税率が適用されます。
『関税』+『税関手数料』+『中国輸出通関手数料』+『消費税』
基本的には、上記4種類の費用の合計が課税される形となります。
個人輸入と商業輸入では関税の算出方法が異なる
中国からの国際配送で日本に商品を配送する場合、
大きく分けて個人輸入と商業輸入の2種類の方法があり、それぞれ関税の算出方法が異なります。
個人が使用する目的で海外から配送する場合を個人輸入、第3者に販売を目的とした輸入の場合を商業輸入と言います。
どちらの算出方法が適用されるかは税関での判断となります。
個人輸入の場合
課税対象額(商品代金+送料) × 60% × 関税率 = 課税額
商業輸入の場合
課税対象額(商品代金+送料) × 関税率 = 課税額
消費税について
関税とはの項で説明しましたように、輸入品には関税に加えて消費税も課税されます。
消費税も関税の算出方法と同じく課税対象額に消費税率がかかります。
日本の消費税率が適用されますので、2016年12月時点で8%かかることになります。
((商品代金+送料) × 60%) × 0.08 = 消費税額
※個人輸入での消費税算出方法
中国輸入転売ビジネスにおける関税の考え方
中国輸入転売ビジネスを実践していくなかで、インボイス等から輸入した商品に対して、
どれくらいの関税と消費税がかかっているのかを確認をしておく必要があります。
関税は後から請求される事が多いため、輸入転売を始めたばかりの頃はなかなか意識するのが難しいですが、
仕入れ前の利益計算時に、タオバオやアリババ販売価格の10~12%程度の額を関税として、
予め含めておくことを推奨します。
それでは、最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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