あなたが創った商品、もしくは会社の商品をAmazonで新規出品(Amazon上で新しいカタログを作成して出品すること)して、
月商を大きく伸ばしていきたいなら「検索キーワード」は超重要です。
なぜなら、Amazonで商品を買い求めるお客様はまず、
Amazonトップページの検索入力フォームに「欲しい商品の名前」もしくは「関連したキーワード」を入力して、お目当ての商品にたどり着くからです。
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中国輸入×Amazon新規出品(簡易OEM)で成功するために超重要な「検索キーワード」を解説
「キーワードを制するものがAmazonSEOを制する」
例えば、あなたがテレワーク用に「姿勢を良くする椅子」をAmazonで購入したいと考えたとします。
上画像のように「関連キーワード」を入力して、検索しますよね。
そうしますと、
このように検索結果が表示されますので、この中からお好みの商品を選んで購入すると思います。
実はここ超重要なポイントなのですが、検索ユーザーはほとんどの場合、今画像に写っている部分の「スポンサー」表示のついた最上部の商品と、その下に表示されている4個の商品(ベストセラー商品がある段)しか見ていません。
感覚として、この上位表示されている部分から7、8割購入されていて、すぐ下の段に行くと一気に2割以下になるイメージです。
検索結果2ページ目以降になると、もはや1個も売れないなんてことも普通にあります。
以上のことから、
いかにして検索結果上位の目立つ部分に表示させるかが、月商を大きく伸ばすためには重要になってきます。
特に重要なのが、スポンサー枠の下の段、「ベストセラー商品が表示されている2段目」
この段は、Amazonのアルゴリズム(AI)で好意的なレビューが一定数以上ついている、もしくは純粋に1日の販売数が多い商品に対して表示させていると推測されます。
要は、他の商品と差別化できて品質の良い商品だったり、きっちりブランディングできている商品であったり、話題性がある商品がめちゃくちゃ目立って「広告なし」でも売れる場所に表示されているということ。
Amazonで販売個数を伸ばしたいのであれば、この「広告ではなく自然検索で上位表示される部分」をなんとしても獲得する必要があるわけです。
狙う予定のキーワードで市場調査する
今回の椅子では、検索結果に「バランスチェア」というキーワードが比較的よく使われていますので、「検索ボリューム」が比較的大きい、たくさん人が検索しているという「仮説」を立てることができます。
最初は「たくさん検索されてそうで購入につながりそうなキーワード」をピックアップ、今回は「バランスチェア」で、Amazonでもう1度検索してみます。
そうしますと、
検索結果上位から、類似商品がそこそこ引っかかります。
各々の形状が似ている商品がそこそこ出ているということは、「商品の形状や機能面に関する権利(意匠権・特許・実用新案)等を持っていて独占している企業はいない」という仮説が立てられますので、精査を進めても良いと判断できます。
これが仮に類似商品がなく「ベストセラー1商品だけ」という場合には、何かしらの権利を持っていて独占販売している可能性が高いので、権利侵害リスクを低減するためにも新規出品は控えた方が良いと判断できるわけです。
とはいえ、あまりにも類似商品が引っかかりすぎるのも問題です。
例えば、たくさん売れているからという理由で「スマホスタンド」をメインキーワードにしてしまうと、
このように、2000以上のレビューがついている超強力な競合がいたり、検索結果の2ページ目から順番に見ていきますと
似たような商品は10ページ目まで埋め尽くされています。
「スマホスタンド」はあまりにも出品数が多いので、検索結果10ページ目にも入れない商品が多数あると推測されますし、このような「検索ボリュームが大きいキーワード」でも、狙っている競合が多いと検索結果上位を獲得することはおろか、1個販売することすら高難易度になります。
よほど独自性のある商品であったり、YouTubeやインスタグラムのインフルエンサーに宣伝を依頼するのでもなければ、このような競合が多くて強い市場は避けるべきです。
キーワードから「検索意図」を読み解き、お客様に喜ばれる商品を具体的にイメージする
Amazonでは、検索キーワードを入力しますと、利用者がよく検索するキーワードを予測提案する「サジェスト」という機能があります。
例えば、あなたが手芸の商品を取り扱いたいと考えていて「ビーズ」に関する商品の新規出品候補を見つけたいとします。
検索入力フォームに「ビーズ」と打ち込んでみてください。
そうしますと、下の方にサジェスト機能が働いて「よく検索される複合キーワード」が表示されます。
ここで表示されているキーワードは実際に購入につながるキーワードが多いので、「メインキーワード候補」として精査していくと良いです。
今回は「ビーズ 収納」を選択して進めていきましょう。
そうしますと、レビュー数もそんなに多くなく、比較的参入しやすそうな「ビーズケース」というカテゴリーを見つけることができました。
この中で「64個 小分けケーズ」という一際目につきやすいキーワードを確認することができます。
実際にクリックして販売カタログを見てみますと、
このように「ビーズ 収納」で検索したお客様が思わずカートに入れたくなるような「魅力的な付加価値」がしっかりアピールされていますよね。
Amazonで月商を伸ばすコツは、この商品のように「検索キーワードからお客様が求めている商品を読み解き、適切な形で用意しておく」というのが超重要です。
もちろん、この商品と同じ「付加価値(ネームシール・64個の小分け用ケース)」を猿真似しただけでは元からある商品販売ページから売れていくので、「お客さまに喜ばれる、あなたが考えた独自性の高い付加価値(できたら真似しにくいもの)」を用意してあげる必要があるわけです。
「付加価値」を考える際は、ベンチマーク商品のレビューを参考にしてみるのが良いです。
例えばこのビーズケースの商品ですと、
販売価格が安い分、相当の低品質であることがレビュー内容から推測できます。
このケースですと、品質の良い商品をサンプル確認の段階できっちり選定するだけで、多少高くてもあなたの商品から売れる可能性が出てきます。
加えて、
「付加価値」をしっかり考えて用意できれば、軌道に乗せることも十分可能ということなんですね。
少し脱線してしまいましたが、キーワードから「検索意図」を読み取り、お客様が求めている商品さえ用意しておけば、あとは新規出品後に「スポンサープロダクト広告」という「キーワードに広告をかけられる」ツールを使ってレビュー0からでもベストセラー商品を目指すことができます。
新規出品でおすすめしている「簡易OEM(低コストで挑戦できる!)」のリサーチ方法は以下のコンテンツで詳しく解説していますので、ぜひ読みながら実践してみてくださいね。
関連コンテンツ:
→ 中国輸入×Amazonにおける「簡易OEMリサーチ」のやり方を詳しく解説
それでは、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
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