中国輸入×Amazonにおける「簡易OEMリサーチ」のやり方を詳しく解説

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中国輸入では「OEM(Original Equipment Manufacturingの略)※要約すると工場・メーカーが他社ブランドの製品を製造すること」を実践することで、個人でもオリジナル商品を創って販売できますが、全くの初心者の方がOEMから中国輸入を実践することは推奨しておりません。

理由としてはたくさんあるのですが、リサーチに関して絞れば「そもそも中国商品がどんなものかわからないとリサーチ効率が著しく低下する」からなんですね。

例えば、Amazonランキングから売れている商品の順番にリサーチしようとしますと、

このように「どれが中国商品でどれが日本商品・欧米商品か」区別がつかないですよね。

これではリサーチ効率は低下してしまいますし、仮にもし中国商品だったとしても、Amazonの規約や法規制に逸脱した商品、コピー品(偽物)を新規出品して販売してしまえば、もちろん大問題。

対応を誤ると、アカウントは停止します。

それで済めば良いのですが、コピー品を販売してしまえば知的財産権を侵害していることになるので、訴訟も考えられますよね。

以上のことから、当メディアでは「相乗り出品」からコツコツと実践をして、次のステップとして「簡易OEM」に挑戦されることを推奨しています。

本コンテンツでは、主に「相乗り出品」で月商20万円以上売り上げる、もしくは半年以上継続していて、「Amazon規約・法規制・安全性に関する考察」が出来ている人を対象に、相乗り出品の次のステップである、「簡易OEMリサーチ」のやり方を詳しく解説していきます。

規約や法規制などの知識がない人は、まずは当メディアのLINEに登録をしますと自動で開始される、無料の中国輸入講座で1から順番に学んでみてください。

 

※そもそも「簡易OEMってなに?」という方は、以下のコンテンツを読んだ後に、本コンテンツの続きをご覧ください。

関連コンテンツ:

→ 中国輸入転売の次のステップに『簡易OEM』を超おすすめする理由を解説

 

中国輸入×Amazonにおける「簡易OEMリサーチ」のやり方を詳しく解説

「ノーブランド」の「小カテゴリー」からリサーチ

まず始めに、Amazonトップページを開きます。

検索入力フォームに「ノーブランド」と入れて、検索してください。

 

検索結果に「ノーブランド」に関連する商品が表示されます。

今回は画像右側の「懐中時計」をクリックして進めていきます。

 

そうしますと、もちろん商品販売ページ(カタログ)が表示されますが、今回はここに表示されている情報は一切スルーして、下の方にスクロールします。

 

「登録情報」という項目がありますので、「Amazon売れ筋ランキング」に注目してください。

「腕時計-12,339位」が大カテゴリー、「333位ー懐中時計」を小カテゴリーと言います。

ここで、小カテゴリーの「懐中時計」をクリックしてみましょう。

 

 

「懐中時計」という小カテゴリーに属する商品の「売れ筋ランキング」が表示されます。

懐中時計を始めとする「小カテゴリー(サブカテゴリー)」は細分化されていて、

ノーブランド検索→商品販売ページの小カテゴリーを確認することにより、ニッチな属性の商品の売れ筋ランキングを確認することができます。

あまりにニッチすぎる小カテゴリーですと、ランキング上位でも月間販売個数が少ない点には、注意が必要です。

 

売れ筋ランキングを上位から順番に見ていきますと、

88位の位置に、中国から輸入できそうなカッコイイ懐中時計を見つけることができました。

クリックして販売ページを見てみましょう。

 

 

Amazon販売価格も安くなく、中国サイトでコスパの良い店舗から購入できればガッツリ利益が残りそうです。

次に、レビューを確認しますと、

デザインは高評価ですが、「気づいたら1時間ほど時間がずれていました。」との記載があることから、このウィークポイントを改善できれば、こちらの販売ページよりも良い商品を提供できることになります。

簡易OEMは、既存のAmazon販売ページと同じ商品を輸入してロゴやパッケージを用意するだけでは意味がなく、購入者に喜ばれる「付加価値」を付けることが重要になってきます。

Amazonのレビューは改善ポイントを見つけることができますので、これから新規出品を考えている人にとって、まさにアイデアの宝庫です。

必ず確認するようにして、お客様に感動を与える簡易OEM創りを意識してみてください。

 

リサーチした商品の需要を確認する方法は「定点観測」

 

簡易OEMのリサーチ対象となる「小カテゴリー上位の商品」は、「Keepa」や「ショッピングリサーチャー」など、比較的低コストで利用できるリサーチツールでは精確な販売個数を計測することができません。※理由については以下の動画(7:25 7分25秒の所で解説している内容)参照

OEMリサーチでは「セラースプライト」という有料ツールの導入を推奨しているのですが、月額コストが比較的高いので、簡易OEM初心者にとっては毎月の出費が気になるところですよね。

そこで、 「最初のうちはできるだけコストをかけたくない」人は、リサーチした商品販売ページを手動で「定点観測」してみてください。

やり方は超シンプルで、ライバルセラーが抱えている在庫数(自社発送者だと数値を自由に書き換えられるのでFBA出品者限定)と確認した日時をメモしておいて、24時間後に再度在庫数を確認するだけです。

仮に最初に確認した時の在庫数が「264個」で、24時間後に再確認をした時には「257個」なら、引き算して「1日に7個売れている」ということがわかりますよね。

ざっくりと計算すると、

月間210個売れている可能性がある商品ということがわかります。

具体的な実践手順は以下のコンテンツで詳しく解説していますので、実際にリサーチをする時にご参考ください。

関連コンテンツ:

→ 中国輸入×OEMリサーチで必須!Amazon在庫数と販売個数の確認方法を詳しく解説

 

「商品タイトル」と「商品説明欄」の「主要キーワード」で検索してライバル販売ページ数を確認する

 

Amazonの新規出品では、

「キーワードを制する者が新規出品を制する」といっても過言ではないくらいに超重要です。

 

懐中時計の販売ページに、具体的にどのような動線で購入者がたどり着くか考えてみてください。

 

  • 懐中時計
  • 懐中時計 スケルトン
  • 懐中時計 チェーン
  • 懐中時計 両面蓋
  • 懐中時計 透かし
  • 懐中時計 ギフト

 

多くの購入者は、商品タイトルや説明欄に使われている上記のような「検索キーワード」をAmazonトップページから検索して、お目当ての商品販売ページに辿り着いています。

 

実際に「懐中時計 スケルトン」でAmazonトップページから検索しますと、

上画像は、検索結果の1ページ目から「懐中時計 スケルトン」に関連する商品がズラッと表示されていたので10ページ目まで順番に見ていったのですが、最後の最後まで関連商品が表示されていました。

 

次に「懐中時計 チェーン」で検索しますと、

 

画像は1ページ目上位に表示されている内容になりますが、「懐中時計 チェーン」の検索意図を考えると「懐中時計用のチェーンの購入を目的としている」と推測できます。

というのも、Amazonでは「検索キーワードから辿り着いた販売ページのCV(成約率)の高い販売ページが上位表示(売れやすい場所に配置)される」と考えられていて、懐中時計のチェーン単体が多めに上位表示されているということは、

懐中時計の購入が目的ではなく、懐中時計専用チェーンを買うために「懐中時計 チェーン」と検索している人が多いと仮説を立てることができます。

ただ、そんなチェーン単体の商品が多いなか、ちらほらと懐中時計も上位表示されていますので、中国で見つけた懐中時計をそのまま販売するのではなく「購入者に喜んでもらえるようなチェーンを付加価値として付属する」ことにより、あなたの販売ページがライバルよりも多く販売できる可能性が出てきます。

 

ここ超大事なポイントで、

「ツールで検索ボリュームが大きい(たくさん検索されている)」から選定するのではなく、購入者の立場で考えて、検索意図を具体的にイメージしてください。

 

上の例で言えば「懐中時計 チェーン」で検索しているのにも関わらず、検索結果から自分の販売ページがクリックされて、チェーンが付属していなかった場合は、購入者の検索意図からズレてしまいますので、自分の販売ページから離脱されてしまいます。

それが積み重なるとどんどんCV(成約率)が落ちていって、やがて検索圏外に飛ばされてしまうんですね。

 

これが逆に、自分の販売ページが凄くおしゃれなチェーンや付け替え可能なチェーンを付属していたら、自分が購入者だったら思わず欲しくなりますよね。

そういったお客様に価値を感じてもらえる「付加価値」を付けることが、簡易OEMで成功するための超重要なポイントです。

今回解説させていただいた「キーワード選定」はAmazonで商品を販売するために本当に重要な項目となるので、商品リサーチ段階からよく考えて設定をされてください。

関連コンテンツ:

→ 中国輸入×Amazon新規出品(簡易OEM)で成功するために超重要な「検索キーワード」を解説

 

終わりに

 

リサーチが進みましたら、ベンチマークとなるAmazon販売ページと同じ商品を、タオバオ・アリババでいくつか(5店舗くらい)見つけて、サンプルを自宅に送って、本当に良い品質の商品をAmazonで新規に出品するという流れになります。

ただ、冒頭でも触れましたように、

中国輸入転売(いわゆる相乗り出品)からコツコツと実践をして、次のステップとして「簡易OEM」を実践しますと、低リスクかつ、効率的に中国輸入ビジネスを進めていくことができます。

 

理由はルート12で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

 

NEXTルート12>中国輸入ビジネスでOEMからやると失敗する3つの理由と成功する方法を解説

 

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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