こんにちは、Sakaiです。
あなたは、『マスターマインド』という言葉をご存知でしょうか?
マスターマインドは、成功哲学書のなかでも特に有名な『思考は現実化する』の著者、ナポレオン・ヒルが提唱した概念で、本当に多くの成功者が、意識するしないに関わらずこの概念を活用しています。
ビジネスで揺るぎない大成功を収めたいのであれば、『マスターマインド』は必ず使っていくことになります。
この記事では、『マスターマインド』についての定義と、私なりの考え方について書いていきます。
コンテンツ
マスターマインドとは
「明確な目標を達成するための二人ないしはそれ以上の人たちによる、調和された、知恵(そして知識)と努力の協力関係(もしくはそういう関係にある人を指す)」
引用元:思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つき 単行本 – 1999/4
ナポレオン ヒル (著), Napoleon Hill (原著), 田中 孝顕 (翻訳)
このように定義されています。
この『マスターマインド』がしっかり形成されていれば、
1 + 1が5にも6にもなるくらいの素晴らしい成果が期待できます。
例えば、企業であれば役員グループが調和された協力関係を築いていればより成長していきますし、
バンドや楽団などの音楽の分野でも、明確な目標を設定して共有することにより、素晴らしい楽曲を生み出して世の中に深い感動を伝えていきます。
この『マスターマインド』は、ビジネスの分野においては特に重要な概念です。
ヘンリー・フォードに学ぶマスターマインドの活用法
ここで、自動車好きの私が心から尊敬する、マスターマインドを際限なく活用した1人の人物を例にださせていただきます。
ヘンリー・フォード
自動車会社フォード・モーターの創業者
16歳で学校を中退し、エンジニアの仕事に従事。1891年にはエジソン照明会社の技術者となり、1893年にはチーフ・エンジニアに昇進した。
これによって、フォードは内燃機関の個人的な実験に、十分な時間と金銭を費やすことができるようになった。
引用:ウィキペディア・フリー百科事典
ヘンリー・フォードがなぜ凄いか
・今日の資本主義の基礎を築いたひとり(自動車の大量生産方式を確立し、大企業とサラリーマンを、この地球上に初めて発生させた人物)
・日本では、戦後、トヨタ自動車のカンバン方式の開発者、大野耐一氏をはじめ、ヘンリー・フォードの自伝に感化されて影響を受けたリーダーは多い。
ヘンリー・フォードは1903年にフォード・モーター社を設立し、自社を巨大な、フォード帝国とまで呼ばれる世界最大の自動車会社にまで育てあげることになります。
彼がもしフォード・モーター社を軌道に乗せていなかったら、現在の自動車社会はもちろんのこと、資本主義すらも形を変えていたかもしれないと考えれば、尋常ではない影響力を世界に与えていたと言えます。
マスターマインド・グループを例に挙げての反証
世界に計り知れない影響をもたらしたヘンリー・フォードですが、正規の教育をあまり受けていなかったこともあり、当時の人々は彼を「知識のない人間」と決めつけていましたが、これは大きな誤りであったと言えます。
第一次世界大戦中のこと、シカゴのある新聞がその論説の中で、ヘンリー・フォードを無知な平和主義者だと論評したことがある。
フォードはそれに反発し、名誉棄損でその新聞社を訴えた。新聞社側の弁護士は、フォードがいかに無知な人間であるかを陪審員たちに証明するため、彼を証人台に立たせ、質問攻めにした。フォードは自動車の製造に関しては専門知識を持っていたが、その弁護士の質問にはほとんど答えることができなかった。
フォードへの質問は、次のようなものであった。
「ベネディクト・アーノルドとはどんな人でしたか?」とか、「1776年の独立戦争当時、英国がアメリカに送り込んだ兵隊の数は何人でしたか?」といった類のものだった。
後者の質問に対してフォードは、「私はイギリスが送り込んできた兵隊の数は正確には知りませんが、多分、イギリスに帰った兵隊の数よりもはるかに多かったでしょう」と答えた。法廷内に笑いの渦が起こった。
フォードはこのような質問攻めに疲れてきた。そこで、弁護士があまりにも意地悪な質問を発したとき、彼は弁護士を指さしてこう言い返した。
「そのような質問をするなら、私はあなたに言っておきたいことがあります。私のデスクの上にはたくさんのボタンがあります。その中の正しいボタンを押しさえすれば、私が必要としている知識を持った部下がすぐ来てくれます。私がどうしてあなたに答えるために、一般知識を全部詰め込んでおく必要があるのでしょうか?」
引用元:思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つき 単行本 – 1999/4
ナポレオン ヒル (著), Napoleon Hill (原著), 田中 孝顕 (翻訳)
このヘンリー・フォードの反論によって、弁護士や裁判官、傍聴人もすべて、無知どころかたいへん教養のある人物であると認めたんですね。
それもそのはず、必要なときに正しい知識を得られるように体系化したフォードだからこそ、アメリカ最大の富豪となれたのだし、そもそもこのような場が開かれたこと自体、フォードは世間の無知さ加減に嘆いていたのではないでしょうか。
この項目で大事なのは、
一般知識や専門知識がないことは問題ではなく、あなたも必要な専門知識を持った人々の協力を得ることによって、ヘンリー・フォードのように大成功を収めることができるということです。
現代におけるマスターマインド・グループの考え方
インターネットの普及で人との新しい関わり方が加わった現代においては、個人レベルで独立起業できるネットビジネスでも大金を稼げる時代となっています。
輸入ビジネスで例えれば、取引先や代行業者、外注さんと密にコミュニケーションを取っていけば、『マスターマインド』を形成していくことができます。
もちろん言うほど簡単ではなく、ネットを使ったビジネスというのは効率的で便利である反面、『画面の向こうに人間がいる』という意識がどうしても希薄になります。
ですので、誠実な対応と、明確な目標と熱意を相手に伝え、共感を呼び起こす必要があります。
あなたがもし依頼主から仕事の依頼を受けて、毎回単に「これをやってくれ」と言われただけではモチベーションが上がるはずもありませんよね。
ですが、実際に会ったときや、通話で依頼主が、
「これまであなたが協力してくださったおかげでここまで成長できました。将来はこの商品を取り扱って規模を大きくしていきたいんです」
といったように、感謝されてなおかつ目標を聞いてしまったら、これまで以上に協力したくなりますよね。
また、私の所属しているビジネスコミュニティの1つには、それぞれ専門の知識に精通した3人のメンターが指導してくれています。
この3人のメンターはとても仲が良く、ご一緒させていただいた時などは本当に居心地が良いので、調和が取れていると実感できるんですね。
このような『マスターマインド』が形成されているグループというのは、
例外なく1 + 1が5にも6の成果を生み出していて
私が最速で成果を挙げられているのも、彼らから指導を受けられたからこそと言えるでしょう。
『マスターマインドの重要性』については以上となります。
それでは、最後までお読み頂きましてありがとうございました。
コメントを残す