今やインターネットを使えば、簡単に世界中から商品を買い付けることが可能な時代です。
「21世紀の世界の工場」とも言われる「中国」では、日本ではまだ発売されていない新しい商品が次々と生まれていて、中国のショッピングサイト(卸しサイト)である「タオバオ」や「アリババ」で膨大な種類が販売されています。
まさに「宝の山」である「タオバオ」ですが、個人でも簡単に輸入して転売できる一方、「偽物(コピー品)」や「正規ルートを通していない」など、その他「食品衛生法」などの「法規制」によるトラブルには十分に注意する必要があります。
本コンテンツでは、税関で商品が止まったりAmazonのアカウントが停止しないようにトラブル回避方法を3つ、お伝えしていきます。
コンテンツ
中国のタオバオから輸入して転売は危険!トラブル回避方法3選
「J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)」で「ブランド名」や「ロゴ」を検索する
Amazonで「ノーブランド」と検索しますと、基本的には中国から輸入可能な「ノーブランド品」が表示されます。
でもですね、これをご覧ください。
ノーブランド品に紛れて、何やら「カッコいいロゴ付きのパーカー」が表示されているではありませんか。
今回はこのパーカーを深追いしていきます。
商品販売ページを見てみますと、ブランド名は「ノーブランド」になっているので、多分ほとんどの中国輸入初心者の方は、「このパーカーは輸入OK」だと判断されると思います。
ここでちょっと「商品タイトル」と商品に印刷されている「ロゴ」を見ていただきたいのですが、何やら特徴的な「固有名詞」が記載されています。
「Eminem」
・・・エミネムて。
これ、音楽好きな人なら一発でわかるのですが、「Eminem」は海外で超有名なアーティストなんですよ。
でも音楽好きじゃないとまず気づかないし、Amazonのブランド欄に「ノーブランド」って記載されてたら「Amazonの商品販売ページに書かれてるなら大丈夫だろうな!」って思うはず。(初心者の時の私がそう思ってました)
でもですね、今回のような「固有名詞」が使われている「ノーブランド商品販売ページ」が突然削除されるケースを何度か確認しています。
これ、なぜこんなことが起こるのかというと理由は2つあって、まず1つ目としてはAmazonの商品販売ページ(商品カタログ)は、やり方さえ知っていれば誰でも作成できるからなんですね。
2つ目の理由は、「知的財産権の侵害」でAmazonが販売ページ削除やアカウント停止措置などするときは、基本的に「権利者からの申し立て」があってからです。
なので、「権利者からの申し立て」がなければ例え「知的財産権の侵害」があったとしても、何年も販売し続けるケースがあったり、2年後に申し立てがあって突然カタログが削除される、なんてことがあるわけです。
以上のことから、中国のタオバオから買い付ける前に、「ブランド名」や「ロゴ」、さらには「固有名詞」が「商標登録」されていないか、「J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)」で確認する必要があるんですね。
詳しい方法は以下のコンテンツで解説していますので、ぜひ一度「Eminem」を調べてみてください。
関連コンテンツ:
→ Amazon販売に取り組む前に必ず知っておくべき商標権について
グーグルで「ブランド名」や「ロゴ」、「固有名詞」を検索する
商標権を調べる方法の他、グーグル検索もトラブル回避のためには有効な手段です。
グーグルで「Eminem」と入力して検索しますと、
このように、詳細な情報が一瞬でわかります。
この方法は、例えばあなたが「アニメ」や「ゲーム」などに興味がない場合でも、「見慣れない固有名詞」があればまずはグーグル検索することをお勧めします。
見慣れない固有名詞を検索することによって、あなたが詳しくないジャンルの知的財産権の有無を簡単に知ることができますし、中国輸入を実践するにあたっての知識も蓄積されます。
知識が蓄積されれば、商品リサーチの効率も大きく向上しますね!
具体例:
中国輸入のプロである「中国輸入代行会社(業者)」をパートナーにする
中国のタオバオから輸入して転売する方法は私が知る限りでもいくつかありますが、
中国輸入のプロである「中国輸入代行会社(業者)」をパートナーにすることをお勧めします。
ここであえて「パートナー」と書いたのには理由があります。
中国から商品を輸入する場合、「中国輸入代行会社(業者)」に依頼する他に「個人パートナー」を外注サイトで探して雇う方法がありますが、輸入する際にかかる「国際送料」は物量によって大きく価格が変動します。
なので、この時点で個人は圧倒的に不利なんですよ。
じゃあ「個人パートナーのメリットは何か?」って考えると思うんですが、信頼のできる個人パートナーなら小回りが聞いたり、売れ筋の商品を教えてくれたりするそうです。
ただね、全くの初心者の人が、外注サイトで中国の人を雇ってそこまで信頼関係が築けるかって話ですね。
仲良くさせていただいている輸入代行会社の人から、信頼しきっていた個人パートナーの人にお金を持ち逃げされたケースをいくつか聞いているので、私の個人的な考えでは初心者のうちは評判の良い、信頼のできる「中国輸入代行会社(業者)」に依頼するのが良いです。(完全に信じきるのはダメですが、私が利用したことのある代行会社さんがお金を持ち逃げしたという話は聞いたことがないです)
そしてここでようやく「輸入代行会社さんはパートナーと書いた理由」ですが、本質的には個人パートナーも「中国輸入代行会社(業者)」もやっていることは全く同じです。
なのになぜか、「中国輸入代行会社(業者)」を日本の店舗で購入するノリで商品の買い付けを依頼する人がいらっしゃるのですね。
今でこそ寛容になってきた気がしますが、日本人って「お客様は神様だ」って価値観が深く根付いていますよね。
この感覚、中国輸入で稼ぎたいなら一刻も早く心変わりが必要で、そもそも中国と日本って全く商慣習が違います。
何も知らずに日本の感覚で「中国輸入代行会社(業者)」に商品の買い付けを依頼すると、商品が届かなかったり、不良品がたくさん届いたりしてトラブルの元になります。
多分この感覚で「個人パートナー」に依頼しても、見向きもされないでしょう。
なので、「中国輸入代行会社(業者)」さんと永く良い関係でい続けるためにも、「中国の常識(商慣習)」を深く理解した上で、「あなたのビジネスパートナー」として尊重しながら発注依頼するという意識が何よりも大事。
代行会社さんとのやりとりは基本的にチャットやメールでのやりとりになりますが、常日頃から「中国の常識(商慣習)」を学びつつ、丁寧に担当者さんと対応していれば、良きせぬトラブルが発生したときにも相談に乗ってもらえますよ。(私も何度も助けられました)
とはいえ、信頼のできる輸入代行会社の見極め方はそう簡単でないと思います。
以下のコンテンツで見極め方法を詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
関連コンテンツ:
→ 中国輸入初心者必見!おすすめできる代行業者か発注で見極めよう!
「中国のタオバオから輸入して転売は危険!トラブル回避方法3選」は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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