※本記事は動画でも解説しています。通勤・通学中にオーディオブック感覚でどうぞ!
私が中国輸入の情報を発信してはや5年。
本当に色々なことがありましたが、失敗も成功もこれでもかというくらい経験して、それでも継続できているので、年を重ねるごとに知見が深まっていくことを実感しています。
そうした「知見」を最大限に活用してコンサルティングしていくなか、最近でセカンドオピニオン」として中国輸入実践者からご相談を頂くことが増えてきているのですが、特に多い悩みが
「月商は伸びているのに銀行口座の数字が増えない」
というものです。
原因は色々とあるのですが、私がヒアリングさせて頂いて強く実感しているのは
「仕入れ前に国際送料の数字を把握している人が極端に少ない」
ということです。
国際送料は体積の大きな商品を取り扱ってしまいますと、輸入コストの中でも大きなウェイトを占め、
「事前に国際送料を把握せず輸入販売してしまい、赤字となるケースがとても多い」
ことに気づいたんですね。
そこで本コンテンツでは
「中国輸入で『国際送料』が高い人は必見!目安と計算方法を詳しく解説」
という内容を、お届けしていきます。
コンテンツ
【2022年最新版】中国輸入で『国際送料』が高い人は必見!目安と計算方法を詳しく解説
【要比較】中国輸入×Amazonの『国際送料』の目安
中国の店舗、工場から商品を買い付けて、Amazonの倉庫に直送(FBAというサービスを利用)する場合には、中国に拠点を置く「輸入代行会社」を利用します。
当メディアで推奨しているのは「ラクマート」という輸入代行会社ですので、実際にラクマートさんの拠点からAmazonのFBA倉庫に直送する際にかかる「国際送料」を見ていきましょう。
まず中国輸入×Amazon物販初心者におすすめしたいのが「OCS」という国際輸送サービスです。
日本のANAグループなので信頼性が高いのと、比較的荷物を丁寧に取り扱ってくれます。
で、「国際送料」に関しては上画像を見てもらいたいのですが、21kg以上の物量をまとめて送ることにより、1kgあたり29元も安くなります(※2022年2月時点。送料は常に変動します)
中国輸入をビジネスとして成立させるなら、21kg以上の物量を用意することは通過点の1つなので、
「1kgあたり29元」を基準に、他の代行会社さんと比較するようにしてください。
ある程度中国輸入に慣れてきたら、次のステップとして「高速船便(海源DQ船便)」というものを利用します。
メリットはとにかく送料が安いこと。
デメリットは船便ということで、OCSと比較して納期が2週間前後と遅いことです。
納期の遅ささえ許容できれば、50kg以上の物量で「1kgあたり8元」も安くなるので、大きい商品・重い商品は高速船便一択です。
実際に私の生徒さんでベテランの方は、「高速船便がメインです」という人がいるくらいに、中級者・上級者でも使い勝手の良い輸送サービスとなっています。
すでに物販ビジネスがうまく回っていて、まとまった物量を発注されている場合には、まずは自分が使っている代行会社と料金比較。
ラクマートさんは私が確認した限りでは、最安値設定をしていることが多いので、もし比較してコスト削減できそうなら利用してみてくださいね。
関連コンテンツ:
→ RAKUMART(ラクマート)の口コミ・評判まとめ!経験歴3年の僕が実際に使ってみた感想
※当メディア経由でラクマート登録しますと、30日間手数料無料特典をプレゼント中!
『国際送料』はAmazonのデータを最大限活用することによって把握、もしくは仕入れ前に予測できる
冒頭でも書きましたが、「国際送料」を把握しきれていない人は多いです。
もしあなたが販売している商品ごとの国際送料を把握しきれていない、もしくはリサーチした商品の国際送料をチェックしていなくて「月商は伸びてるのに銀行口座の数字はちっとも増えない」という状況の場合には、リサーチした商品の仕入れ前に、Amazonで検索してみてください。
例えば、あなたがすでに「LEDトレース台」という商品を販売していたとします。
Amazonトップページを開いて、フォームに「LEDトレース台」と入力。
そうしますと関連キーワードが表示されますので、あなたが取り扱う商品が「a3サイズ」であれば、左下赤矢印をクリックして、右上の虫眼鏡マークをクリックします。
検索結果が表示されたら、あなたが販売している商品に一番「サイズ・重さ」が近そうな商品を選んでクリックしてください。
今回は赤矢印の商品をクリックして進めていきます。
次に、表示された販売ページを少し下にスクロールして、「登録情報」を確認しましょう。
今回は「梱包サイズ」が明記されていますが、ほとんどの場合は登録情報には記載がないことが多いです。
記載がない場合は「B08BHN〜〜〜」というコードをコピーして、「FBA料金シミュレーター」を開きます。
関連コンテンツ:
→ Amazonの商品を簡単に探せる『ASINコード』とは?
→【2021年最新版】中国輸入×Amazonで必須!FBA料金シミュレーターの使い方と裏技を詳しく解説!
先ほどコピーしたASINコードを検索入力フォームに貼り付けて、「検索」をクリック。
そうしますと、
1度でもAmazonの倉庫に納品履歴のある商品は、「箱の寸法・商品重量」の詳細データが確認できます。
FBA料金シミュレーターで商品を検索すると、左上に『商品の寸法』と『商品重量』が表示されますので、この貴重なデータを利用して国際送料を算出していきます。
国際輸送サービスを利用する際、『商品の寸法』は「体積重量(もしくは容積重量)」と表現されていることが多く、基本的には「体積重量を実重量に換算した数字」もしくは「実重量」の、どちらか数字が大きい方で国際送料は計算されます。
「体積重量を実重量に換算した数字」は、以下の計算式になります。
※体積換算重量定数(6000)は物流ルートによって変動します。
4 × 37 × 51 ÷ 6000 = 1.258
※梱包材などを考慮しますと、数字は多めにしておくと良いです
上記の計算で、この商品の体積換算重量は1.258kgという事がわかりました。
元々の商品重量が 1.1kgなので、今回は実重量ではなく、
重い方の体積重量 1.258kg で国際送料は計算されます。
「高速船便(海源DQ船便)」の国際輸送サービスの利用、
50kg以上の物量で「1kgあたり8元」を想定して進めていきますと、
1.258(kg) × 8(元) = 10(元)
円元のレートが1元/19.24円で計算をすると…
10(元) × 19.24(円) = 192.4(円)
この商品は、1個辺り約193円の国際送料がかかるということになります。
私の場合は、エクセル表で国際送料を自動計算できるようにしていて、
このように、「商品重量・サイズ」を入力することで1個あたりにかかる国際送料が算出できるようになっています。
今回は「193円」なので、そのまま利益計算に反映して仕入れ判断を行えます。
もちろん梱包状態によってサイズは変動するので、完璧な数字はありませんが、大体のサイズ・重量を仕入れ前に把握できるので、この確認を「やるかやらないか」で大きな差が出てきます。
もし実際にこの方法で確認してみて、
「自分が予想していたよりも国際送料がはるかに高額だった」
と感じられたなら、本項目で解説した手順を必ず行ってから、仕入れ判断をするようにしてくださいね。
エクセル表の作り方は以下のコンテンツで詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
関連コンテンツ:
→ 中国輸入の利益計算方法とエクセルで『中国輸入管理表』の作り方を詳しく解説!
終わりに
【2022年最新版】中国輸入で『国際送料』が高い人は必見!目安と計算方法を詳しく解説は以上となりますが、いかがだったでしょうか?
国際送料に関しては、ベテランの輸入ビジネスプレイヤーですら把握できていないことがあるので、輸入初心者がすぐに理解を深めることは難しいかもです。
本コンテンツと関連コンテンツは、実際に輸入販売をしながら繰り返しご覧になって頂き、経験とノウハウをしっかりリンクさせていってくださいね。
それでは、最後までお読み頂きまして、ありがとうございました!
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