※本記事は動画でも解説しています。通勤・通学中にオーディオブック感覚でどうぞ!
こんにちは!Sakaiです。
本記事では、Amazonリサーチ時に最優先で確認したいポイントについて解説していきます。
NG商品シリーズ第一弾となる中国輸入初心者がAmazonで販売OKと判断しやすいNG商品の記事でも説明していますが、
Amazonの販売カタログは誰でも作成できてしまうので、『商標権』や『輸入規制商品』等の知識を蓄積していくことが、出品停止やAmazonアカウント閉鎖など、自分の身を守ることに直結していきます。
この項目はAmazonアカウント保護の観点から見ても大事な部分となりますので、
第一弾の記事と併せて仕入れの参考にしてください。
コンテンツ
中国輸入で取り扱う商品は『ノーブランド』という鉄則
中国輸入は、基本的に『ノーブランド品』を取り扱います。
ただ、Amazonの販売ページは誰でも作成できる為、適当なカタログがとても多いです。
例えば、Amazonでも需要の高い自動車部品。
『(メーカー・車種)パーツ ノーブランド』と検索するとたくさん出てくるのですが、
次のような商品を、あなたもリサーチ中に見かけたことがあるのではないでしょうか?
こちらの商品、ブランドは『ノーブランド』となっていますが、商品タイトルに『メーカー名・車種』がしっかり記載されていて、画像では商品に『Accord』とロゴが刻印されています。
リサーチをしてみると、上の画像のように中国サイトで簡単に同一を見つけることができました。
しかし、この商品を仕入れてAmazonで販売することは推奨できません。
上の画像は商標検索サイトでの検索結果ですが、当然のことながら『ACCORD』というブランドはメーカーが商標を持っていますので、『ノーブランド』の商品ではないということになります。
参考記事:
⇒ Amazon販売に取り組む前に必ず知っておくべき商標権について
中国輸入でコンセント付き商品の仕入れはNG
コンセント付きの製品は『電気用品安全法(PSE)適合性検査』が義務づけられています。
中国から仕入れる商品は、当然のことながら日本市場向けの検査を受けていない為、使用時の故障、中国と日本との電圧の違いから発生する『発火リスク』も考慮して仕入れは控えた方がよいでしょう。
上の画像のような商品ですね。
このように、アリババで安く仕入れることができますが、仕入れはNGです。
参考記事:
マッサージ機器などの『薬機法』に抵触する商品の仕入れはNG
個人使用の場合は、上記のようなマッサージ器具の仕入れは規定数以内なら仕入れることができますが、『販売目的の場合』には、製造業許可、製造販売業許可書、外国製造業者届書、製造販売届書、輸入届書 等の通関時に必要な書類を用意する必要があります。
ちなみにこちらの商品も、
中国サイトで安価な値段で買えますが、中国から仕入れる安い商品は品質が安定しない為、『健康リスク』を考慮して仕入れは控えたほうがよいでしょう。
鉄砲刀剣類の仕入れはNG
本物の銃や刀剣は『銃刀法違反』にあたり、当然所持するだけでもダメですが、中国輸入ではナイフや包丁などを輸入したい人もいますよね。
ナイフや包丁などは銃刀法には該当しない商品もありますが、その場合でも『食品衛生法』に基づく届け出手続きが必要となりますので、取り扱わないほうがよいでしょう。
また、刃物ではないのですが、『模造刀』が税関で止められるケースもあります。
ファイナルファンタジー7のクラウドが装備していた剣のコスプレグッズで、Amazonでの需要も高いのですが、ブラックよりのグレーな商品だと思います。
他にも、モデルガンや軍用品であるグレネードなどのレプリカも税関で止められるケースがありますので、取り扱う場合には、利用されている代行業者や専門機関に問い合わせるようにしてください。
ゲームグッズやキャラクターグッズの仕入れはNG
本記事の最初の項目でもお伝えしたように、中国輸入の基本は『ノーブランド』の商品です。
ただ、なかには商品知識の観点から判断がつかない場合があります。
例えば、こちらの収納箱。
タオバオで安価な値段で販売されています。
Amazonでも販売されていますが、こちらの商品の仕入れはNGです。
テレビゲームに詳しい人ならご存知だと思いますが、この商品は『マインクラフト』というゲームをモチーフにした商品で、当然商標権も存在しています。
テレビゲームに詳しくない場合は判断が難しいと思うかもしれませんが、ここでは赤枠内の『マインクラフト』という、普段は見かけない『固有名詞』に注目してみてください。
例えば、この商品。
私は『ぐでたま』というキャラクターを知らなかったのですが、キャラクター物で気になったのでGoogleで検索をしたんですね。
そうすると・・・
実はサンリオという有名メーカーのキャラクターだったのです。
もちろん商標登録もされていて、中国からの仕入れはNGとなります。
このように、少しでも違和感を覚えた『固有名詞』は商標検索かGoogle検索を必ず行うようにしてください。
関連記事:
⇒ Amazon販売に取り組む前に必ず知っておくべき商標権について
ロゴが入っている商品はNG商品の可能性が高い
例えばこの商品。
見た感じシンプルなデザインでいかにもノーブランド品っぽい。
続いて中国サイトで同一商品をリサーチしてみると・・・
すぐに見つけることができました。
しかも21元(約380円)とめちゃくちゃ安い。
でも、この商品の仕入れは推奨できません。
デザインを見ると、シンプルさのなかに『MM』というロゴが際立っていますよね。
気になったので、Googleで『MM リュックサック』と検索をすると・・・
なんと、韓国ブランドの商品です。
ということは、日本の商標登録サイトにも登録されているはず。
ヒットした84件を順番に見ていくと・・・
やはりありました!
ロゴの形もAmazon販売ページに載っていた画像の商品と全く同じですね。
このようなブランド商品を仕入れてAmazon上で販売していると、
購入者のクレームや権利者の申し立てにより出品停止やアカウント閉鎖リスクが出てきます。
繰り返しにはなりますが、Amazonの販売カタログは誰でも簡単に作成することができますので、
カタログに『ノーブランド』と書いてあるからといって信用せず、自分で出来る限り調べて可能な限りリスクを減らすようにしてくださいね!
コメント失礼します。中国輸入初心者の者です。もし今回の記事に書いているNG商品を仕入れて出品してしまった場合、どのように対処すれば良いでしょうか?
maakoさん、コメントありがとうございます!
出品をして、後から商標権や規制に気づいた場合には、出品を停止してAmazon倉庫で破棄をしてもらうか、自宅や倉庫へ返送するとよいですね。