本コンテンツでは、【2022年最新版】ということで、
中国輸入×Amazon相乗り出品で利益の出る商品のリサーチ方法の最新版をお届けしていきます。
中国輸入×Amazonではいくつかやり方がありますが、今回は【新規出品前の基礎固め編】ということで、以下の関連コンテンツをご覧になって頂いている前提での「アップデート版」としてノウハウを提供しています。
まだお読みになっていない場合には、必ず関連コンテンツからご覧になるようにしてください。
関連コンテンツ:
→【2021年最新版】Amazonを利用した中国輸入で利益の出る商品のリサーチ方法【相乗り出品】
コンテンツ
なぜ「新規出品」ではなく「相乗り出品」から始めるのか?
2022年現在、Amazonですでに存在しているカタログに「相乗り」という形で販売する「相乗り出品」は、私が始めたばかりの2016年と比較して難易度が上がってきています。
それでもなぜ「相乗り出品」から始めることを推奨しているかといえば、
- 小さな成功体験を積み上げられる
- 小さな失敗をたくさん経験することで失敗の乗り越え方を学べる
- 新規出品から始めてしまうと覚えることが多くて挫折する
- 相乗り出品のリサーチで見つけた需要の高い商品を新規出品(簡易OEM)することで失敗する確率を低減できる
- Amazonのルール(暗黙の了解含む)が経験によって熟知できる
からなんですね。
詳しくは以下の動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。
【2022年最新版】中国輸入×Amazon相乗り出品で利益の出る商品のリサーチ方法【新規出品前の基礎固め編】
中国輸入×Amazon(相乗り出品)は、基本的には「ノーブランド 2000円以上 〇〇(中国商品でよく使われているキーワード)」という3つのキーワードを入力して検索、リサーチを進めていきます。
中国商品でよく使われているキーワードの選定方法は、以下の動画(04:45〜 ライバルが増えにくい「キーワードを1個追加する」リサーチ方法)で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
今回は、Amazonトップの検索入力フォームに「ノーブランド 2000円以上」と入力して、3つ目のキーワードに中国商品のタイトルで使われていることがある「神父」と入れて検索してみます。

そうしますと、検索結果上位にコスプレ用の牧師のコスチュームが2商品ヒットしました。
左の商品はレビュー数は多いものの☆3とあまり評価が高くないので、右の商品をクリックして進めていきます。

「2個の評価」をクリックして、レビュー内容を確認してみてください。
この商品はレビュー数は少ないものの、比較的高評価なので、レビューにトラブルに繋がる記載はなかったのですが、先ほど検索結果上位の左側に表示されていた☆3の商品レビューを確認しますと、

このように、ボタン穴に不具合が発生していたり、セット商品であるべきものがセットになっていなかったりと、いくつかの改善点が確認できます。
このように「レビュー評価は低いけど売れている商品」というのは、「相乗り出品」には向かないものの、
「ボタン穴がしっかり空いている商品」を他の中国店舗から買い付けたり
輸入代行会社に検品を依頼して良品だけを仕入れて「新規出品」することにより
それだけであなたの創った販売カタログから売れるようになります。(※Amazonは同一商品は同一販売カタログで販売するという規約があるので、検品だけの差別化でなく簡単な「付加価値」を付けるとGood)
以上のことから、相乗りリサーチを進めて
「レビューで低評価ついてるけど、あまりコストをかけずに改善できそう」
「これとセットにしたらもっとお客様に喜んでもらえそう!」
のようなアイデアが思い浮かんだら、今後のために必ずメモしておいてください。(※基礎を固めたら新規出品(簡易OEM)にステップアップしたいと考えてる人は特に)
対して、今回リサーチを進めている商品は比較的レビューが高めですが、「2個の評価」ということでデータが少ないので参考程度にすると良いです。
とはいえ、品質の良い商品を取り扱える可能性は、☆3.5の商品よりかは高いはずなので、商品販売ページの情報を吟味して、必ず「仮説を立てる」習慣をつけてください。
例えば今回の商品なら、

【推奨身長】165cm~185cmと、かなり余裕がある設定になっていますよね。
ここから考えられるのは
「フリーサイズで推奨身長であればゆったりと問題なく着られる可能性が高い(サイズ不一致による返品リスクが低い)」
という仮説が立てられます。
相乗り出品のリサーチでは、販売カタログの限られた情報のなかで、可能な限り想像力を働かせて商品選定をすることが重要になってきます。
特にコスプレやアパレル系はサイズ不一致による返品リスクが高い商品なので、「相乗り出品で取り扱う商品はフリーサイズに限る」と良いですね。(※本格的なアパレル系を取り扱いたいなら、必ずサンプル確認をして「新規出品」推奨)

それではリサーチを進めていきますが、右下の「新品(4)の出品」をクリックしてください。

店舗名にぼかしを入れてるので分かり辛いかもですが、下の赤矢印を確認しますと、「出荷元と販売元が同じ名称」になっていますよね。
このように、出荷元が店舗名の場合は「自社発送者(自宅・会社の倉庫から発送)」のセラーさんになります。
対して、上の赤矢印の「もっと見る」をクリックしますと、

出荷元が店舗名ではなく、「Amazon」となっていますよね。
この「Amazon」の表示がされているセラーさんは、「FBA(フルフィルメントbyAmazon)」のサービスを利用しているセラーさんの可能性が高く、FBA出品者は自社発送者と比較して、優先してカートを取得(販売)できる傾向があります。
実際この商品販売ページには「新品(4)の出品」というところをクリックしたことからわかるように、1つのカタログに4名の出品者(店舗)が販売しているという状況で
「4名の出品者(店舗)」がAmazonのアルゴリズム(AIが色々勝手に調整してる)によって、一番目立つカートを取得して販売できるかどうかが決まる」
ようになっています。
今回のように
「自社発送者が3名、FBA出品者が1名の場合、同価格(今回のようにFBA出品者は少し値上げしてもカート取れる)であればFBA出品者がカートを独占できる可能性がある」
ということなんですね。
私はコンサルティングをするとき、よく生徒さんに
・価格は2000円以上、レビューは☆3.5以上、出品者は5名以下
とお伝えしています。
今回のケースですと、あなたがFBA出品者であれば、ライバルになるのは実質、FBA出品者として現在販売している「もっと見る」をクリックした先に表示されたFBA出品者さん1名のみなので、仮にあなたが相乗りをしても「実質2名」。
2名のFBA出品者がローテーションでカートを取得できる可能性が高いので、「出品者は5名以下」の基準をクリアすることになるんですね。
【重要】商品の「体積重量」と「重量」を確認する
中国輸入でよくある失敗の1つとして、
「体積が大きい商品を輸入する際、国際送料が高額になり利益が取れるどころか赤字になった」というケースです。
以上のことから、できるだけ早い段階で商品の大きさを把握するために「FBA料金シミュレータ」を開きます。
関連コンテンツ:
→【2021年最新版】中国輸入×Amazonで必須!FBA料金シミュレーターの使い方と裏技を詳しく解説!
そうしますと、「一度でもFBA倉庫に納品履歴のある商品は箱の寸法と商品重量が表示される」ので、必ず確認してください。

箱の寸法: 5.5999 X 19 X 20.7 センチメートル
商品重量: 0.27 キログラム
という詳細な数字が表示されていますよね。
この数値を利用して「高速船便を利用した際にかかる1個あたりの国際送料」を算出可能なExcelの中国輸入管理表で計算しますと、

この商品は、1個あたり64円の国際送料がかかるということがわかります。
この中国輸入管理表は、エクセルが得意な人に作って頂いたものですが、上画像のように「重量」と「体積重量」の数字を入れることにより、国際送料の予測値(国際輸送時の緩衝材などを考慮して体積を四捨五入して多めに見積もってたりするので、あくまで参考程度に)を仕入れ前に確認することが可能です。
これがなぜ「重要」なのかというと、例えば、「6.20.21」の体積の値を、大きい商品の値に変更して試しに計算してみます。

ご覧のように、1個あたり1149円の国際送料がかかってしまいます。
中国輸入初心者は、この仕入れ前の利益計算(特に国際送料を仕入れ前に算出していない)が出来ていなくて赤字となるケースがめちゃくちゃ多いです。
以上のことから、仕入れ前に必ず、というか商品リサーチの早い段階で確認をするようにしてください。(早めに確認して大きい商品だとわかったらリサーチをやめて次のリサーチに進めるので時間効率が大きく向上する)
利益計算の詳細や「中国輸入管理表」の作り方が知りたい方は、以下のコンテンツを参考にしてください。
関連コンテンツ:
→中国輸入の利益計算方法とエクセルで『中国輸入管理表』の作り方を詳しく解説!
リサーチツールで月の販売個数を確認する
当メディアで推奨しているリサーチツールは、有料ですが「Keepa」というものです。
関連コンテンツ:
→モノレートの代替以上に使える優良リサーチツール『Keepa』の使い方を超簡単に解説!
今回はKeepaを使って進めていきますが、導入が完了したら商品販売ページを少し下にスクロールしてみてください。

そうしますとグラフが出てきますが、Keepaのグラフはごちゃごちゃして見にくいので最初はスルーでOK。
赤矢印の「統計」にカーソルを合わせてください。
「売れ筋ランキング」が表示されますので、左上赤矢印の「9 月ごと」という数字を確認する習慣をつけてください。
この「9 月ごと」というのは、厳密にいうと「ランキングのグラフが9回変動した」を推測されるのですが、ここでは詳細を割愛して、「ひと月に9個売れてる」と考えてください。
ということは、この商品販売ページは先ほど、仮にあなたが相乗りをしても「実質2名」の販売カタログであるという「仮説」を立てているので、単純に
9個 ÷ 2名 = 4,5個
ライバルが増えなければですが、この商品に相乗り出品しますと「ひと月に4.5個売れる可能性がある」ということなんですね。
AliPriceを利用して中国サイトで同一商品を見つける
本コンテンツ執筆時点で、中国サイトの「タオバオ」で画像検索が利用できなくなっています。
「AliPrice」というグーグルクロームの拡張機能を利用することにより、簡単にタオバオ・アリババで画像検索できるようになりますので、まずは導入をしてください。
関連コンテンツ:
→【拡張機能】タオバオで画像検索できない人必見!「アリババの画像によるAliPrice検索」の使い方を詳しく解説

導入をしたら、Amazon販売ページを再読み込みして、画像の上にカーソルを合わせて右上の虫眼鏡マークをクリック、もしくは左側のタブをクリックしてみてください。

そうしますと、Amazon販売ページ上に上画像のような画面が展開されます。
上のタブでは各中国サイトでの検索結果をワンクリックで確認できるので、めちゃくちゃ便利ですよね!
今回は「1688海外」の検索結果で簡単にお目当ての同一商品が見つかりましたので、クリックしていきます。

たくさんのバリエーションが存在していますが、1つ1つ確認を進めていくと、Amazonと同一の商品を見つけることができました。
画像を確認しますと、「165~185cm」との記載があるので、サイズも一致していますよね。
本来であれば、中国サイトでバリエーションを選択すると価格が表示されるのですが、PC環境によっては正常に表示されないことがあるようです。
今回の私の環境(MacBook Pro2021)では価格が表示されなかったので、そんな時には当メディアで推奨している輸入代行会社「ラクマート」さんが提供しているグーグルクロームの拡張機能を使うと良いです。
関連コンテンツ:
→ RAKUMART (ラクマート)で超効率的に買付!「代行サポート機能」の使い方を解説
導入が済みましたら、「GO RAKUMART」をクリックします。

本来であれば、中国サイトから直接ラクマートさんのプラットフォーム上のカートに入れて買い付けできる便利な拡張機能なのですが、「自動翻訳」や、今回のように商品価格が正常に表示されたりと非常に便利な拡張機能です。
価格は「56.25元」と把握することができたので、実際に中国輸入管理表で利益計算をしていきますと、

仕入れ前の利益予測では、「1個あたり935円の利益※高速船便で50kg以上の物量を送る際の国際送料で計算」、商品単価や輸入コストを含めての「最終利益率が31%」もあることがわかります。
この商品はひと月に「4.5個」売れる可能性があるので、少なく見積もって「4個」売れたとしたら、
4個 × 935円 = 3740円
この商品だけで、ひと月に「3740円」利益が取れる可能性があるということなんですね。
注意点として、高速船便を使う場合には、まとまった物量が必要となります。
今回の牧師のコスチュームのような、利益が取れる商品を複数種類見つけて、国際発送で1カ所にまとめて送る商品総重量を50kg以上にしますと今回のようにしっかり利益が取れるようになります。
「実際に仕入れてみたら思ったよりも国際送料が高かった」とならないように、大損したくない人は本コンテンツと以下のコンテンツを繰り返し何度も見るようにして、仕入れ前の利益計算について、しっかり理解を深めるようにしてください。
関連コンテンツ:
→ Amazon中国輸入実践者必見!仕入れ前の利益計算方法を詳しく解説
相乗りリサーチの段階で「需要の高い商品」「改善の余地がある商品」を見つけておくと、新規出品(簡易OEM)の成功率が格段に上がる
冒頭で「相乗り出品のリサーチで見つけた需要の高い商品を新規出品(簡易OEM)することで失敗する確率を低減できる」というメリットを挙げました。
これは裏を返せば、相乗りリサーチの段階で「新規出品(簡易OEM)」をやることを見越して、
「このリサーチした商品、レビューで”〇〇がついていると便利”って書いてあるけど、改善できないかな」
「レビューで”英語の説明書しか付いていませんでした”って☆1付いてるな。日本語説明書付けるだけでお客様に喜んでもらえる」
といった意識で日々のリサーチ作業に取り組めば、相乗りのリサーチ作業に充てる膨大な時間を1段階高い学びに昇華できますし、商品選定にめちゃくちゃ時間を費やすことになる「OEMリサーチ」も、相乗りリサーチで需要の高い商品を見つけたことによって、大きく時間短縮して新規出品を成功させたケースがいくつかあります。
相乗りして「商品が実際に売れて嬉しいという経験」があれば、同じ商品に「付加価値」をつけて「新規出品して売る」というビジョンがイメージしやすいので、結果として成功率が格段に上がるわけです。
相乗りリサーチで「需要の高い商品」「改善の余地がある商品」を意識することにより、「簡易OEMのリサーチも並行して進められる」ので、基礎的なリサーチ(法規制や権利関係、安全性をしっかり見極める等)を習得されたらぜひやってみてください。
補足:今OEMのリサーチがうまくいかなくて悩んでいる方、必読
もしあなたが全くの物販初心者で、新規出品(OEM・簡易OEM・ODM)の商品リサーチから始められている場合には、ゲームで例えるなら「ベリーハード」モードで始めるくらいに「超高難度」の作業をされています。
当メディアでは、「相乗り出品で基礎を固めて、次のステップとして新規出品(簡易OEM)をする」ことを推奨していますが、その理由としては、
・商品リサーチを通じて「ノーブランド品」を大量に見ることにより商品ジャンルの知見が深まる
・相乗りできる「ノーブランド品」が爆売れしてる場合、その市場はライバルが弱いと言えるので「簡易OEM」で新規出品したらポジションを取れる
からです。
OEMリサーチから入ってしまうと、例えばリサーチツールやランキング上位からリサーチしてしまいますと、「日本や欧米商品」が引っかかってしまい、「中国商品」を見極めるだけでも膨大な時間を費やしてしまいます。
相乗りリサーチから入っていれば、多種多様な「ノーブランド品」を目にするので、時間をかければかけるほど「どれが中国商品でどれが日本・欧米商品か目利きができる」ようになります。
以上のことから、「OEMリサーチして実際に新規出品したのはいいけど、思うように売れない」という場合には、ぜひ中国輸入×Amazonの基礎を固めるために「相乗り出品」を実践してみてください。
「相乗り出品」で月に100個以上販売できるようになりますと、新規出品の成功率が格段に上がりますよ。
それでは、【2022年最新版】中国輸入×Amazon相乗り出品で利益の出る商品のリサーチ方法【新規出品前の基礎固め編】の解説は以上となります。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました!
コメントを残す